ゆりの日常 保育園 後編
育休を延長した矢先、保育所の空きが出たとの連絡を受けたゆり。
準備をしてなさ過ぎて、混乱するが。。。
そして決断の時
保育園に枠が出来たという事実をハズバンドになかなか言い出せずにいた。
自分の決心が固まったら言おうと思っていた。
ハズバンドは私が保育園に預けると言えばそれがいいと言うだろうし、
この自分が希望したラッキーな話を蹴って、4月までは自分が面倒見たいとわがままを言えばそれでもいいと言うだろうと思っていた。
母に相談し、ありちよに相談し、
もう相談する人がいなくなってしまったゆり。
ただ半分気持ちは固まっていた。
Leeちゃんをこのタイミングで保育園に預けようと。
そう思っても日中8時間近くLeeちゃんと離れ離れなのかと思ったり、
ご飯は食べれるのか、お昼寝は出来るのかと心配になったりで気持ちが忙しかった。
気持ちの波に押しつぶされそうになり、誰かに聞いてほしくて堪えられなくなったゆりは、
ついにハズバンドに伝えた。
Leeちゃんが昼寝した時間を利用して、
話がある、と言い出そうとしたがなかなか言葉が見つからない。
いつもと様子が違うのに気付いたハズバンドは何事かと戸惑っていた。
やっとの思いでLeeちゃんの保育園が決まったんだと伝えると、
ゆりは大声で泣いてしまった。
ハズバンドは、突然泣き出したゆりにびっくりしながら、
それはハッピーなニュースだといった。
Leeちゃんにはたくさんの友達が出来るからと。
ハズバンドに伝えたことでゆりの中ではひと段落ついていた。
それが役所に回答しなければならない日の前日のこと。
その日一日、ハズバンドは、
Leeちゃんは毎日楽しく過ごせるから大丈夫と言ってみたり、
もう少し家で様子見てから預けることにしようかと言ってみたり、
ゆりも会社復帰したら気分転換になると言ってみたり、
やっぱりもう少し大きくなるまで一緒にいたいんだったら仕事辞めてもいいよと言ってみたり、
グラッグラに気持ちが揺れていた。
そして現在
次の日、役所に電話し、あれよあれよとあっという間に慣らし保育、仕事復帰となった。
通い始めてもう半年になる。
朝のいってらっしゃいの時にはまだしがみつき泣いていやがることもあるが、
お迎えの時には楽しそうに過ごしていたのがわかるほどテンションが上がっている。
ご飯も完食。お昼寝も2時間弱。
(保育士さんは魔法使いだ。)
保育園向きの子じゃないと思っていたゆりの心配をよそに、Leeちゃんは毎日いろいろ学び、とても楽しそうにやっている。
子供って未知数。子供ってすごい。
文章 ゆり
編集 あり ゆり
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