BEST FRIENDS

30代 3人組 stillキラキラLIFE

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆりの日常 名を名乗れば

日本人が海外へ行き、自分の名を名乗ったとき、 馴染みのない名前に加えて発音の違いで、正確に聞き取ってもらえないことがある。 面倒くさいが、ローマ字で一文字ずつ伝える必要がある。 そしてはるばる日本にやって来たゆりのハズバンドも、名を名乗る時に…

誰も興味ない ⑬大学受験への道編

人生の"半分、親友" な私達が受験生だった時のお話。 奇跡的に高校3年で同じクラスになった、私達。 部活を引退してからも、ずっと一緒におふざけをすることが出来た。 だが、そんな私達に立ちはだかった壁。 大学受験 夏が過ぎ、文化祭で盛り上がった後 周…

ありの日常 仲良し兄弟

子ども2人をつれて、近所の公園に遊びに行った日の話。 小学3、4年生くらいの女の子に、長男の通称たー(年長)は絡まれていた。 遊びたくない!と言えばいいのに断れないたーは、 苦笑いをしながら、避けるように遊んでいた。 その頃次男のおーちゃん(年…

ちよの日常 掃除にかける思い

ちよの家はいつ遊びに行ってもモデルルームのようにピカピカだ。 そう、ちよは掃除を怠らない。 片付けをしないと気が休まらないのだ。 例えば食器がシンクに1枚あったら洗い、また1枚出ては洗い。 家族が入浴を済ませると、浴槽はもちろん天井、棚、床、…

誰も興味ない ⑫奇跡編

人生の "半分、親友" な私達が起こした奇跡のお話。 クラス替えはいつもドキドキする行事の一つだ。 仲良しの子と同じクラスがいいなとか、 好きな子と同じクラスがいいなとか。 そしてこれが私達にとって最後のクラス替え。 皆がそれぞれの思いを抱えて新学…

ゆりの日常 おばあちゃん

ゆりは知らないおばあちゃんに突然話しかけられることが昔から多々あった。 例えば、バス停でバスを待っていると、 すぐ前に並んでいたおばあちゃんが突然バッと振り返り、 「あんたぁ背がデカいねぇ。」 と何メートルも先まで轟くような声で言われた。 学生…

ありのお産 帝王切開だけども

昨日のプリキュアが帝王切開の話だったらしく、 「帝王切開はつまずきじゃない。立派なお産よ。」 というフレーズにツイッターがざわついていた。 ありはお産を思い出した。 ありは息子2人とも帝王切開で出産した。 1人目 我が子はお腹の中で逆回転をはじめ…

誰も興味ない ⑪ちよのハイセンス

人生の "半分、親友" な私達の部活のジャージを決めるに至るまでのお話。 私達の所属していた部活は、規律がゆるく、決まったジャージがなかった。 大体、学年、性別ごとにジャージを揃えていたので、 仲良しの私たちも、もちろんお揃いを買いに走った。 こ…

ちよの日常 聞いてみた

ちよはとてもシンプルで平和だ。 今日も明日も明後日も、一緒。 月曜から金曜まで、すべて一緒。 ちよから送られてきた“携帯で調べごと”の文字。 無の境地に達したちよが、 SNSもやらないちよが、 何を調べるのか、ありとゆりはざわついた。 文章 あり ゆり …

誰も興味ない ⑩私達の愛車編(高校時代)

人生の "半分、親友" な私達の大事なママチャリのお話。 チャリ通(自転車通学)だった私達は、電車に乗ってどこかへ出掛けるという概念がなかった。 どこへ行くのもいつもチャリ。 決して挑戦するつもりはなかったけれど、 「チャリで日本横断もできただろ…

ゆりの日常 ハズバンドと木笛

私のハズバンドは木笛を持っている。 アルゼンチン、ニュージーランド、そして日本とはるばる旅してきた木笛。 (ハズバンドの生い立ち⁉はそのうち) たまーに思い出したように吹き出す。 一時期とりつかれたように吹いていた時期があり、 「お願いだから夜は…

誰も興味ない ⑨幻の映画編

人生の "半分、親友" な私達が出演した映画のお話。 ちよは中学時代演劇部に所属していた。 演劇部に。 エンターテイメントに1番疎いちよが。 私達は事あるごとにそれをもとにちよをからかった。 だが、ゆりは密かにかっこいいと思っていた。 ムービースター…