BEST FRIENDS

30代 3人組 stillキラキラLIFE

ゆりの日常 買い物事情

ゆりが職場復帰を果たしてからというもの、買い物事情がガラッと変わった。 大きい買い物は週末に、足りなくなったり急に必要になったものは、 ゆりかハズバンドが仕事の帰りに買い足す、 という、共働き夫婦ならいたって普通のサイクルが出来上がった。 だ…

ありの日常 ありの兄

ありは三兄弟の末っ子だ。5つ上の兄と2つ上の姉がいる。子供の頃は、年の近い姉とはケンカが絶えず、ありは苦手だったが、姉はありの事が大好きだった。そんなありも大人になり、姉からの妹愛を強く感じるようになり、今では隣に家を建てるほどの仲である…

ゆりの日常 目指せカメラ小僧

ゆりは最近念願だった一眼レフカメラを手に入れた。 いろいろ下調べをし、それぞれのカメラで撮られた写真や、値段を比べたりして、 KISS x9に決めた。 ゆりはその昔、写真家になりたかった。 技術や知識はないし、学ぶ気もさらさらなかったが、ただ写真を撮…

ゆりの日常 歯磨き

ちよのうちにありゆりが子を連れてお泊りをした時。 食事、風呂などがひと段落付き、1人が歯磨きをすると言い出した。 なら私も、私も、となぜか3人仲良く一斉に歯磨きタイムが始まった。 ゆりは密かに皆のとる行動を注意深く見ていた。 なぜならゆりは、い…

ゆりの日常 苦痛な通勤時間

ゆりは家から電車で20分のところに勤めている。 その行き帰りの20分は苦痛でしかない。 混雑する時間帯のため、ほとんど座ることが出来ないし、 特に朝は軽くギュウギュウ詰め状態で、息苦しくなってしまう。 その日の朝も、いつもの電車に乗り込むと、席は…

ゆりの日常 保育園 後編

育休を延長した矢先、保育所の空きが出たとの連絡を受けたゆり。 準備をしてなさ過ぎて、混乱するが。。。 そして決断の時 保育園に枠が出来たという事実をハズバンドになかなか言い出せずにいた。 自分の決心が固まったら言おうと思っていた。 ハズバンドは…

ゆりの日常 保育園 前編

ゆりの娘通称Leeちゃんは1歳2カ月から保育園に通っている。 育休中 産後1年間の育休の後仕事復帰する予定だったが、 保育所の空きがなく、待機児童となった。 7月生まれのLeeちゃんが1歳になる前に手続きをしに行った際、 役所に、この地域で途中入園は難し…

ゆりの日常 平凡 AND THE TOWN

ゆりはここ何週間かハマっていることがある。 それは海外ドラマSEX AND THE CITYを見ることだ。 はじめは暇つぶしのつもりだった。 だが、こんなことを感じ始めた。 「主人公の4人がまるでありゆりちよのようだ。」 ありゆりちよは、彼女たちのようにきらび…

ありの母 ひろこ①

ありの母は個性的だ。 名前はひろこ、至って普通だ。 ひろこは以前、気功を習っていた。 気功で調子の悪い所を治す力を身につけたと言う。 それからというもの、ありが怪我をしたり、風邪をひくとまずひろこの両手が登場する。 全神経を集中させ、ありの弱っ…

誰も興味ない ⑱大阪の安宿

人生の "半分、親友" な私達が常連だった大阪の安宿のお話。 ありゆりは高校・大学時代、足しげく大阪に通っていた。 一泊二日の小旅行、貧乏な学生だった私達は、少しでも滞在費用を削りたかった。 そして見つけたのがその宿。 桁外れな安さでは危険度が高…

誰も興味ない ⑰女子旅

人生の "半分、親友" な私達プロデュースの女子旅のお話。 旅先がどこであろうとも、私達には変わらないルーティーンがあった。 ①ちよは運転をしない 運転免許証は持っているのに、運転できないと言い張り、 なぜかそれを認めざるをえない雰囲気になってしま…

ゆりの日常 人間観察

ゆりは特に人間観察が趣味なわけではないが、 外に出てみると面白味がある人であふれていることに気づく。 先日、ゆりの娘通称Leeちゃんが結膜炎のような症状を起こし、 眼科に行った時の話。 朝の受付時間前に行ったというのに、待合室はお年寄りであふれて…

誰も興味ない ⑯某アイドル事務所所属グループのオタク時代

手づくり応援うちわ ビギナーセット 手作り 応援うちわ ライブ クリスマス 応援 うちわ出版社/メーカー: サンワメディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログを見る 人生の "半分、親友" な私達が熱心なアイドルオタクだったお話。 私達と言ってもありゆ…

ありゆりちよが出会ったユニークな人々①

ありゆりちよが大学の卒業前にイタリアに貧乏旅行した時に出会った、 ツアーガイドのケイコ。 彼女のおかげで旅が何倍にも楽しくなった。 ツアーガイドのケイコとは日本の空港ではじめましての時からなぜか馬が合った。 海外旅行なのにもかかわらず、ラゲー…

ありの子育て トイレトレーニング

今年もそろそろ終わりに近づいた。 幼稚園、保育園を意識して、トイレトレーニングを始めるお母さんたちも多いのではないだろうか。 ありの長男は2歳を過ぎた辺りから、トイレトレーニングを始めた。 しかしその頃ありは、次男のツワリに苦しみ、トイレの横…

番外編 もう一人の女子部員②

人生の "半分、親友" な私達の番外編 4人目の異色な女子部員のお話。その②。 弾丸温泉旅行は私達にとって沖縄の次に定番化していた旅先で、 格安温泉地へのカニ食べ放題バスツアーによく参加していた。 勢いよくバスに乗り込むのだが、 山道が続いてくると軽…

誰も興味ない ⑮大好き沖縄

人生の "半分、親友" な私達の毎年恒例だった沖縄旅行のお話。 高校の卒業旅行を皮切りに、 社会人になり離れて暮らすようになっても、ゆりが外国に旅立つまで、毎年旅行にいった。そして山に行きたいありの意見は、海に行きたいゆりにかき消される。旅先は…

誰も興味ない ⑭結婚

人生の "半分、親友" な私達の晴れ舞台のお話。 個性的な性格や態度で異性からの人気が全くなく、 加えて三位一体すぎたため、恋人の存在の必要性を感じていなかった。 そんな恋愛沙汰に縁遠く、恋に奥手だった私達も、 なんとかパートナーが見つかり、それ…

ゆりの日常 名を名乗れば

日本人が海外へ行き、自分の名を名乗ったとき、 馴染みのない名前に加えて発音の違いで、正確に聞き取ってもらえないことがある。 面倒くさいが、ローマ字で一文字ずつ伝える必要がある。 そしてはるばる日本にやって来たゆりのハズバンドも、名を名乗る時に…

誰も興味ない ⑬大学受験への道編

人生の"半分、親友" な私達が受験生だった時のお話。 奇跡的に高校3年で同じクラスになった、私達。 部活を引退してからも、ずっと一緒におふざけをすることが出来た。 だが、そんな私達に立ちはだかった壁。 大学受験 夏が過ぎ、文化祭で盛り上がった後 周…

ありの日常 仲良し兄弟

子ども2人をつれて、近所の公園に遊びに行った日の話。 小学3、4年生くらいの女の子に、長男の通称たー(年長)は絡まれていた。 遊びたくない!と言えばいいのに断れないたーは、 苦笑いをしながら、避けるように遊んでいた。 その頃次男のおーちゃん(年…

ちよの日常 掃除にかける思い

ちよの家はいつ遊びに行ってもモデルルームのようにピカピカだ。 そう、ちよは掃除を怠らない。 片付けをしないと気が休まらないのだ。 例えば食器がシンクに1枚あったら洗い、また1枚出ては洗い。 家族が入浴を済ませると、浴槽はもちろん天井、棚、床、…

誰も興味ない ⑫奇跡編

人生の "半分、親友" な私達が起こした奇跡のお話。 クラス替えはいつもドキドキする行事の一つだ。 仲良しの子と同じクラスがいいなとか、 好きな子と同じクラスがいいなとか。 そしてこれが私達にとって最後のクラス替え。 皆がそれぞれの思いを抱えて新学…

ゆりの日常 おばあちゃん

ゆりは知らないおばあちゃんに突然話しかけられることが昔から多々あった。 例えば、バス停でバスを待っていると、 すぐ前に並んでいたおばあちゃんが突然バッと振り返り、 「あんたぁ背がデカいねぇ。」 と何メートルも先まで轟くような声で言われた。 学生…

ありのお産 帝王切開だけども

昨日のプリキュアが帝王切開の話だったらしく、 「帝王切開はつまずきじゃない。立派なお産よ。」 というフレーズにツイッターがざわついていた。 ありはお産を思い出した。 ありは息子2人とも帝王切開で出産した。 1人目 我が子はお腹の中で逆回転をはじめ…

誰も興味ない ⑪ちよのハイセンス

人生の "半分、親友" な私達の部活のジャージを決めるに至るまでのお話。 私達の所属していた部活は、規律がゆるく、決まったジャージがなかった。 大体、学年、性別ごとにジャージを揃えていたので、 仲良しの私たちも、もちろんお揃いを買いに走った。 こ…

ちよの日常 聞いてみた

ちよはとてもシンプルで平和だ。 今日も明日も明後日も、一緒。 月曜から金曜まで、すべて一緒。 ちよから送られてきた“携帯で調べごと”の文字。 無の境地に達したちよが、 SNSもやらないちよが、 何を調べるのか、ありとゆりはざわついた。 文章 あり ゆり …

誰も興味ない ⑩私達の愛車編(高校時代)

人生の "半分、親友" な私達の大事なママチャリのお話。 チャリ通(自転車通学)だった私達は、電車に乗ってどこかへ出掛けるという概念がなかった。 どこへ行くのもいつもチャリ。 決して挑戦するつもりはなかったけれど、 「チャリで日本横断もできただろ…

ゆりの日常 ハズバンドと木笛

私のハズバンドは木笛を持っている。 アルゼンチン、ニュージーランド、そして日本とはるばる旅してきた木笛。 (ハズバンドの生い立ち⁉はそのうち) たまーに思い出したように吹き出す。 一時期とりつかれたように吹いていた時期があり、 「お願いだから夜は…

誰も興味ない ⑨幻の映画編

人生の "半分、親友" な私達が出演した映画のお話。 ちよは中学時代演劇部に所属していた。 演劇部に。 エンターテイメントに1番疎いちよが。 私達は事あるごとにそれをもとにちよをからかった。 だが、ゆりは密かにかっこいいと思っていた。 ムービースター…