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ゆりの日常 保育園 前編

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ゆりの娘通称Leeちゃんは1歳2カ月から保育園に通っている。

 

 

育休中

 

産後1年間の育休の後仕事復帰する予定だったが、

保育所の空きがなく、待機児童となった。

 

7月生まれのLeeちゃんが1歳になる前に手続きをしに行った際、

役所に、この地域で途中入園は難しいと言われた。

7月入園はたぶん無理で、4月の一斉入園まで空きが出るのも望み薄だと思います。

ただ今まで全くないわけでもないので、何とも言えませんが。

と説明された。

 

会社にはそのままを説明し、育休をさらに、とりあえず6カ月延長した。

 

ゆりは役所の説明から、4月まで入園は無理だろうとタカをくくり、

それまで会社復帰はないなと気持ちをきっぱり切り替えていた。

 

 

復帰延期を余儀なくされ6カ月延長した矢先、、、

 

ところが、

育休を延長してたったの2カ月後、なんと第一希望の保育所に枠が出来たと役所から連絡があった。

 

予想外の展開にゆりは取り乱した。

会社復帰は心から希望していることだった。

だが、4月まではないと専業主婦ライフを満喫していたゆりは、

すぐには では保育園に預けます、そのように手続きよろしくお願いします、と返事が出来なかった。

 

取り乱しすぎて、断ることは出来るのか、断った場合は会社にばれないのか、

など罰当たりな質問を繰り返し聞いてしまった始末。

 

結局どうしていいか一人で答えが出せず、その電話では回答は保留。

二日後には決断し、役所に回答するという事で話は終わった。

 

その後もゆりはなぜか震えがとまらなかった。

 

会社復帰を拒否したいわけではない。

ただ心の準備が出来てなさ過ぎた。

Leeちゃんもまだおっぱいを飲んでいる。

お昼寝を含め寝るときは必ずおっぱいが必要。

家族以外への人見知りが激しい。

場所見知りもある。

 

準備をしてなさ過ぎた。

 

ただただ混乱するゆり

 

早速ゆりは母に相談。

週に最低3日はLeeちゃんに会いに来ていた母も、動揺しまくり断れないのかを連発。

ただ話していくうちに冷静さを取り戻し、

無理と言われていたのがこんなに早くに第一希望が通ったんだから、

とても運がよかったんだわ、会社復帰したほうがいいと、180度意見をかえた。

 

ゆりも同感だった。

ただゆりがLeeちゃんと日中離れる心の準備が出来ていない。

Leeちゃんも保育園で楽しく過ごせるような赤ちゃんじゃないと勝手に思っていた。

 

その電話の次の日には、もちろんありちよにもライン電話で相談。

ゆりは、自分だったらどうする?

どう思う?

と優柔不断を発揮したが、ありちよはそのあたりとてもしっかりしている。

急だったからそりゃ迷うわと相談に乗りつつも、

自分だったらこうするよとか、こうしたほうがいいよとか、

無責任なことは一切言わない。

選択肢に関わるような決定的な意見は一切言わない。

ゆりが何度も自分だったらどうするかしつこく聞きたがるため、

自分はこうするかもしれないけど、と言ってはみるが、

はっきり言ってわからないと最後は必ず突っぱねてくる。

自己中が過ぎるゆりとは大違い。

 

ありちよに話し少し落ち着きを取り戻したところで電話を切ったが、

切った後何も解決していないことに気づいた。

 

 

文章 ゆり

編集 あり ゆり

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