BEST FRIENDS

30代 3人組 stillキラキラLIFE

誰も興味ない ④居場所がなかった編

人生の "半分、親友"

な私達のどこにも居場所がなかったお話。

 

土曜日の冬練(冬場の練習)

その日は強風で、雪がちらほら。

 

昼休みになると、部員たちは暖をとるために体育倉庫の中で昼食。

私達はそこから、少ーし離れた

教員の駐車スペースに敷かれたブルーシートに潜り込み昼食。

 

シートの中は暖かかった。

風が吹くたび、石、そしてカラーコーン、ついには砲丸を使い改良、ベストなランチスペースを確保。

お腹も満たされ、午後の練習まで川の字でひと遊び。

 

ボルテージは最高潮、荒波のブルーシート

車のエンジン音にも気づかない。

いつもと違うブルーシートに違和感を感じた先生が車を降りて、中を確認。

お説教のボルテージは最高潮。

 

それでも私たちは穏やかな気持ち

 

 

 生きててよかった

 

 私達の居場所は車の居場所になった。

 

砲丸の片付け、そして再び暖かさを求めて、体育倉庫へ

 

もちろんそこにも私たちの居場所はなかった。

 

それからしばらく浜崎あゆみの" A Song for XX "が私達のテーマソングとなった。

 

 

文章 あり

   ゆり

既読 ちよ