BEST FRIENDS

30代 3人組 stillキラキラLIFE

ありの日常 我が家の小競り合い


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ありの家族の話。


私の息子たちは、ちよの家が好きだ。

ちよの家は広くて綺麗なリビング、ホテルのようなお風呂がある。

お泊りとなれば、自ら進んで出かける準備をして、家ではしゃぐ。


楽しい時間はあっという間に過ぎ、

しぶしぶ家に帰る。


夕食の支度をしていたその時。

 

次男(通称おーちゃん)、決意表明。

 

「おーちゃん、家出することにしたわ」

 

弱冠3歳。


聞き流す。


リュックサックに大事な恐竜をいれ、玄関で靴を履く。

その後おーちゃんは涙を流し、口をへの字にして

「家出する。」

と再びつぶやいた。

夕食の支度を一時中断。

おーちゃんと向き合うことにする。

 

私は家出を止めてみた。

理由はなんとなーく、思いあたるが、一応確認。

おーちゃんは、

「家が小さすぎる、もうこんな家いやだ。」

 と言い放った。

ちよの家にすっかり慣れてしまったようだ。

子供の順応性には驚かされる。

 

旦那は震えた。

35年のローンをかけたマイホーム。

未だ1年しか払っていないこのスウィートマイホーム。

 旦那はおーちゃんに叫んだ。うるさい、だまれと。


長男(通称たーちゃん)は、うちは貧乏だからしょうがないんだよと弟をなだめた。

パパだって頑張ってるけど、しょうがないんだよ。と。


旦那はたーちゃんに叫んだ。うるさい、だまれと。


 

 

この終着点のない小競り合いの中、

私は、男性陣全員にうるさい、だまれと思いながら夕飯の支度に戻った。

 

おーちゃんは突如家出を一時中断、

「お腹が減った。」

そして、それを皮切りに旦那、たーちゃん、おーちゃんは夕飯を急かしだした。

私はついにしびれを切らし叫んだ、うるさい、だまれと。

 

家出の相談はその後、ばぁば、じぃじ達にも広がるが、今もおーちゃんと私は一緒に暮らせている。

 

また、行こうな、ちよんち。

 

 

文章 あり

編集 あり ゆり

既読    ちよ


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